口臭とは「口腔を通して発せられる社会許容限度を超えた不快なにおい」と定義されており、
身体に生理的あるいは病的に起こった変化の徴候の一つです。
また口臭の原因は口腔局所に限られていることが多く、80%以上は口腔由来です。
臭覚は順応(疲労)するため、最初は強く感じられた臭いも引き続き嗅いでいると感覚が減退します。
その結果、「他人の口臭は気になっても、自分に口臭があることを知らない日本人」が多いのです
ライオン株式会社が調べた結果によると、日本とアメリカのビジネスマンを比較した場合、
アメリカのビジネスマンのほとんどの人が歯科を定期受診するのに対し、日本人はごくわずかなのがわかります。
その結果、アメリカ人のほとんどが歯、口腔の健康に自信を持っている(94%)に対し、日本人の42%もの人々が歯や口腔環境に自信が持てないと回答しています。
また自信が持てない理由について、その理由の70%が「口臭がある」と答えました。
口臭の原因は細菌が発生させる、揮発性硫黄化合物であり、その60%が「舌」により産生されています。
その舌でも後方部の中央に位置する、「舌苔」に多く存在します。
つまり口臭の除去には原因である舌苔を舌清掃により除去する」のが最も効果的なのです。
これは世界の口臭治療の原則です。洗口剤だけでは口臭はなくなりません。